脳のしくみ
意識と無意識
脳には絶えず大量の情報が入力され、そのほとんどが無意識下で処理される。BGMなど意識した時だけ聞こえるようになるのは、つまり、あなたが見ている現実は、脳が敢えて意識した部分だけを見ている。意識しない現実世界は刻々流れるのです。
この意識できる部分と無意識に処理している割合は、20人:1100万人 。日常生活ではほとんどが無意識の中にいると言っても過言では無い。
脳は嘘つき
NLPという心理学を言語学に紐づけした科学的心理療法がある。人間は言語によって記憶を出し入れする。そのとき、その人の価値観・人生観に合わせた引き出しが行われる。言うなればあなたにとって都合のいい情報だけを紐づけ、解釈するという機能を脳はもっている。20人:1100万人 の多数決によって無意識による都合のいい作話ストーリーが現実のように展開されている。逆に言葉を巧みに使うことであたかも自分の考えのように錯覚させて行動させる事も可能なのです。(例えば会社のコンプライアンスなどは最も簡単な洗脳テクニック)
記憶の作られ方
記憶の出し入れは言語によって行われる
あなたは記憶を脳から引き出すときにどのような行動をとっていますか?脳は大量のデーターを意識的に格納するときには、情報を言語化(ラベル付け)して記憶します。多大な情報は言語化されることによって大部分が削除され、似通った情報は同じものとして一般化され格納されます。逆に記憶を引き出す時も言語に紐付けして引き出しが行われる。この為情報はさらに削除され、価値観に合わせて勝手に作話され続ける。
性格はパターン
「感情パターン、思考パターン、行動パターン」これが性格です
既にお伝えした心理テストによってあなたの行動パターンはある程度理解いただけたかと思います。2つのモデル×4で16通りの違いがあり、行動エネルギーを加えると30以上の行動パターン(性格)に分けられます。性格とはパターン認識のどこにに属しているかであって決して自分の意思で選んでいるわけではない。
◎メンタルモデル(痛みに対する逃げのパターンと守りのパターン)
- 価値無し 価値がないと思われることが恐怖
- 愛無し 愛がないと感じることが恐怖
- 凸凹タイプ 出る釘は打たれ、凹んだ所は決して埋まらない
- 独りぼっち 所詮この世は独りぼっちだ
◎ウェルダイナミクス(本来持って生まれた才能と富を結びつける)
- ダイナモ 直観的で行動が早い、創造することが好き
- ブレイズ 外交的で面倒見がいい、人とつながることが好き
- テンポ 五感的で実践的、人の役に立つことが好き
- スチール 分析的で内向的、詳細が好き
◎万象学エネルギー値(生まれ持った気の量で行動パターンが違う)
- 180以上 エネルギーが有り余る。無駄な行動も多い
- 180以下 省エネでないと生きられない。効率重視型
感じること考えること行動する事、どこで痛みを感じてどんな行動に出るのかはタイプによっては正反対。
私はこうやって上手くいった、それをあなたに教えてあげようとコミニケーションする事。あなたのため「よかれ」と思って行動したことが返って「迷惑」「うざい」となってしまうわけです。
発達のステージと三つの脳
DNAには発達のプログラムがあらかじめ組み込まれている。動植物を見ると誰に教わることなく成長し種を繁殖し後孫につなぐ。人間も同じように全てが繋がるようにプログラミングされている。つまり、自然に育てる(放っておく)ことが最も正常な発達を促す事になる。
三つの脳
①爬虫類脳:脳幹を中心とした生存に関わる生きるための重要な脳である。目の前にある事件に対して生き残るための力を生む脳。生命を守る防衛本能。
②哺乳類脳:集団でコミュニティを作って生きる為の脳。仲間はずれになりたくない。仲間と上手く生きたい。
③人間脳:目の前の現実を理解し未来を思い描いて実現していくための脳。最もエネルギーを必要とする脳である。
エネルギーバンパイヤ
発達のステージを正常に進むと本来の脳が発達し、自ずと人の為に生きたいと感じるようになり、どの様にしたらより良い未来を作ることが出来るのかを自然に考えるようにDNAには刻まれている。
しかし、正常な発達を妨げられた脳は未来を設計する為にエネルギーを費やすことが出来ず、正常なコミニケーションをとる為の十分なエネルギーが不足する。エネルギー漏れ状態。その為、相手からエネルギーを奪い取るコミニュケーション癖がつく。エネルギーを人から奪わないと生きていけない為エネルギーバンパイヤと化してしまう。
原因は哺乳類脳の未発達
「負の感情」に支配され、人間脳の発達を妨げる。哺乳類脳の未発達は未来を設計するエネルギーを作り出すことが出来ない。
"自分だけ損をしている。お前も同じ苦しみを味わえ!"
こんな人いますよね。
人のエネルギーを奪って感情のつじつま合わせだけにエネルギーを費やす。哺乳類脳が自己満足の世界を作話する(自分で自分を慰めている)自慰行為を公開している惨めな姿なのです。そんな人たくさん見ませんか?
三人のバンパイヤ
●欲しがりさん 慰め待ち(見て見て!僕ここにいるよー)
●身下しちゃん 俺は違う(なんで出来ないのよ!)
●孤独ちゃん もっと認めてよ!
コントロール中毒
人は集団(コミュニティ)を作って生存する。コミュニティの中で一番恐ろしことは"仲間外れ"。コミュニティの中で存在価値が無くなることは"死"を意味する。死なない為の関係性作りが今の社会の生き方。
ペルソナとシャドー
こうでなければならないという人格を”ペルソナ(仮面)”という。この人の前ではこの仮面、あの人の前ではこの仮面と相手を軸に無意識に一日何回も仮面を付け替えて生活しているのがあなたの日常では?
一方ペルソナの存在の奥深くにはこうであってはいけないという"シャドー"が存在する。恐れを抱いた自己否定の親分。人前では常に仮面を被りただひた隠しにしている。自己否定の強い親は子供に対して強烈にコントロールしようとする。
相手をコントロールしたい!深層は強烈な自己否定中毒状態
「自分は正しい」という鎧をまとってその自分を守るため「相手が悪い」という悪の権化を捏造する。実は心の奥底の自己否定をカバーしているに過ぎない。
"ペルソナ"と”シャドー"が表裏となってモンスターと化し自分の都合のいい作話を作るのがコントロール願望。
コミュニケーション力の未発達
説得してはいけない!
説得の心理は「私は正しい=あなたは悪」もしくは「私が上であなたは下」つまり"あなたはバカ"という前提のコミニケーション。自分は正しいという証明をするため→相手は悪(バカ)と暗に決めつけ、自分の正義の証明のためにエネルギーを費やす。コミュニケーション力とは伝える力。伝える力は元々哺乳類脳さんが自然に持ち合わせる能力。コミュニケーション力不足は爬虫類脳さんと哺乳類脳さんの未発達が原因。
いい悪いの判断から離れる
「自己否定と自己肯定」どちらが正しくどちらが間違っていると思いますか?しばらく考えてみてください・ ・ ・
ダメなのは自己肯定と答えましたか?
・・・ブッブーッ!
答えはどちらも不正解‼︎‼︎
自己否定と自己肯定は表と裏。自己肯定している時、裏では自己否定をしているはず。また、自己否定をダメだと否定することは、自己否定している自分自身を否定するという、無限の否定ループに入ってしまう。
自己否定自体は悪いものではなく、このエネルギーで成績を良くしたり、科学を発展させてきたのも事実。
では「正義と悪」これはどちらが正しいでしょうか?・ ・ ・ ・
これはどちらも正しいのです。正義と悪の戦いはよくあるストーリー。例えばイスラム国。西側諸国からすれば違う神を信じるイスラムが悪。しかしイスラム側からみれば西洋社会の神は悪。だから殺していい。となる。つまりは全ての戦いは「正義と正義の戦い」の構造。
いい悪いの判断が争いの根本的原因
全ては「いい・悪いの判断」から始まる問題なのです。
雨が降っていることは悪いことですか?私にとっては悪くてもお百姓さんにとっては恵みの雨かも知れません。子供が字を習うとき数字の6を逆さまに書いたことろで、それが間違いでしょうか?子供は何のために数字があるのかも知らないときに6が∂であったとしても∂が子供の中では正解なのです。違うでしょと言うこと自体が子供を否定し、自己否定のループに追いやっていくのです。
いい・悪いの判断をする事。これが世界戦争にまで広がる否定ループの始まり。いい悪いの判断をしない。これだけで世界が平和になるのだから簡単でしょ!