細胞は代謝を繰り返すことで若さを保ち、機能を維持します。人体における老廃物は肝臓で無毒な状態に処理され、腎臓から速やかに排泄されます。腎臓の排泄機能は体液を健康に維持する働きです。
体にとっての緊急事態が発生すると、緊急事態を回避しようとするストレスホルモンが副腎より分泌されます。しかしストレスホルモンの継続的な分泌は血流の偏りを生み免疫力の低下を招きます。血流の低下は代謝を妨げ、健康状態を保つ「副腎機能」の低下へと進展し、これを副腎疲労「アドレナルファティーグ」と呼び解明が進められています。
ストレスを軽減することが第一ですが、一旦バランスを失った体は簡単には元に戻ってくれません。ここで薬を使ったり、特にホルモン治療などを行うと、肝臓・腎臓に大きな負担をかけてしまいます。解毒と血行促進を意識した「肝腎かなめ」理論に基づき肝臓と腎臓をケアすることが重要となります。