アトピー性皮膚炎の原因と対策
2.薬草から考えるアトピーの原因
アトピーについての見解は医師がインターネットや著書などで公表していますので私から説明する必要はないかと思います。
ここでは多くの重篤なアトピーを診てきた経験から得た考えを述べることにします。
■2-1.アトピーの根本原因は二つの免疫異常
アトピーの原因には大きく分けて2種類あります。一つは過剰免疫です。本来は体を外敵から守るために働く免疫力ですが、これが過剰に働くことによって人体に有害な作用を及ぼしてしまいます。粘膜を刺激することによって、くしゃみ、鼻水などのアレルギー症状が現れます。気管支を刺激すれば、喘息。胃や腸を刺激すれば下痢を起こしたり嘔吐。皮膚を刺激すれば、じんましんやアトピー性皮膚炎として現れます。
もう一つは免疫力の低下です。私たちの生きている空間には多くの細菌が生活しています。普段健康なときには何の影響も及ぼしませんが免疫力が低下した時に皮膚に炎症を起こす細菌がいるのです。例えば病院には(MRSA)耐性黄色ブドウ球菌がいますが、健康な人には何の影響を及ぼしませんが体力の弱い子供やお年寄りが感染すると命をも落としかねない毒素を持ちます。手術を受けた時などに病院から拾ってくる場合があります。
病院ではどちらのケースもアトピーとして診断されます。
■2-2.重度アトピー患者の共通点
長くアトピーを患い辛抱強く努力してきた人にはある共通点があります。一言で言えば「過去(現在)に大量の薬を使っている」ことです。病院で勧められるがままにいろいろな薬を使っています。かゆみ止めは勿論のこと胃薬、精神安定剤、睡眠導入剤、免疫抑制剤から数々のサプリメントなど。ご本人は気付いていないようですが薬付けになっています。そこで顕著に表れる症状が「食欲不振」と「便秘」常に飽満感があるのかストレスによる胃痛なのかさらに胃薬を使うといった状態です。当然あまり食べられないから便秘がちになっています。
もう一つ共通することに「精神的に追い詰められた」状態。痒みが治まらないというストレスもあるのだろうとも思えますが、イライラ、怒りやい、自殺を考える場合も多いようです。。
■誰にでも起きる薬の影響:
一番初めに影響を受けるのは胃と腸です。胃薬には消化を促したり抑えたりするため他の薬と一緒に処方される場合が多いのですが、その胃薬でさえ常用すると胃壁を荒らし、腸管細胞を荒らします。腸管細胞は免疫を作る細胞ともいわれ胃腸が荒れることで免疫力も衰えてしまいます。
■知らないうちに強い薬が:
アトピーに直接関係がないからと言って意外に強い薬が使われる場合があります。痒みの影響を抑えるため、睡眠導入剤や精神安定剤、免疫抑制剤などが処方されている場合があります。
病院で処方される薬には処方箋がついており、副作用についても書かれているので特に常用する薬は副作用を知っておく必要があります。
3.薬草によるアトピー対策
■薬草の抗菌抗炎症作用
昔から薬草は怪我を消毒し治すことに利用されてきました。アトピーにもこの効果が有効であることがわかっています。
■薬草で本質的な体質改善
アトピーの原因は免疫機能が正常に働かないことでした。同時に長期にわたりアトピーに悩む人たちは胃腸不良をはじめ代謝異常、ホルモン異常などの症状を同時に抱えています。
■食事療法と薬草温熱健康法で
弱った胃腸を修復するにはキャベツの青汁がお勧めです。まずは胃腸を健康にすることで体力と免疫力が高まります。
アトピーの人は汗をかくことを嫌いますが、汗には体内の老廃物を排泄する重要な役割があります。薬草と温熱療法を組み合わせることで効果的に体質改善が行われアトピー薬草温熱療法が向いています。